人を惹きつける理由がある。フォーティーンを愛する5人の声
フォーティーンへの要望と未来のクラブ
一方、高澤さんと犬山さんは互いのまったく違ったゴルフ観を語り合っていた。
高澤さん:40代半ばになって、そろそろやさしいクラブも考えるけど、やっぱりグースとかキャビティは好きになれない。多少ハードでも使っていれば自分のスイングがそれに合ってくると思うし、スコアを犠牲にしてでもカッコいいクラブを使いたいんだよね。カッコいいクラブで70台を出せたら、それが一番気持ちいい。
犬山さん:でも、ゴルフはスコアを削るゲームですよ。どんなクラブでも70台で回れたら、それが一番カッコいいと思います。僕は今使っているフォーティーンのウェッジがやさしくて気に入ってますけどね。
ベストスコアは70台、平均スコアは90前後とゴルフの腕前も近い2人だが、ゴルフやクラブへの考え方はこんなにも違う。特定の社員を想定するなど、ユーザーのイメージを絞ってクラブ開発をするフォーティーンだが、結果的にはさまざまなタイプのゴルファーを虜にしている。
最後にここまで座談会を見守っていたフォーティーンの三好さん(デジタルマーケティング担当)を交え、フォーティーンラバーからこんなクラブが欲しいというリクエストをぶつけてもらった。
犬山さん:飛ばなくてスピンが入らないウェッジがあったら欲しいですね。スピンで止まるより、グリーンに落ちてダラダラ転がってくれる方が次のパットのラインも分かるし、やさしいと思うんです。今使っているウェッジは適度に溝が減っていてちょうどいいんですよね。
三好さん:面白いですね!スコアのためには最大のスピン量より、安定した計算できるスピン量の方が良い部分がありますよね。実は、ウェッジは溝がなくてもクリーンに入るとスピンが掛かるんですよ。だから、う~ん、難しいですね。意図してスピンを減らすためには形状や重心など、これまでとは違う発想が必要ですね。でも、そういう要望があるんだということはしっかり受け止めておきます。
高澤さん:昔のマッスルバックのようなシンプルでカッコいいクラブを作ってくれたら、それで満足なんですよ。クラブが進化して、いろんな機能が入っていても、それは表に出さずにシンプルに、ロゴも本当に小さくワンポイントで入っていれば十分だと思うんですよね。
三好さん:クラブを買い替えたことで、ボールが上がらなかったのが上がるようになったという喜びがあるように、クラブを使いこなせるようになった喜びっていうのもありますよね。私も一人のゴルファーとして、気持ちはよく分かりますし、「これを使いたい!」と思ってもらえるカッコいいクラブをこれからも作っていきたいですね。
小川さん:そこまでクラブのことを考えたことがなかったので、今日は勉強になるなあと思って皆さんの話を聞いていたんですけど、単純に非力な女の子でも飛ばせるクラブを作ってほしいっていうのはありますね。
三好さん:フォーティーンのドライバーはアマチュアの方々にとっての振りやすさ・打ちやすさを重視して、ヘッドはやや軽めにできています。ウェッジをお使いの方が多いですけど、ぜひドライバーも試してみてください。
すべてのゴルファーにベストの14本を-。ウェッジで有名なフォーティーンだが、そのブランド名にはそんな思いが込められている。フォーティーンラバーという共通点で集まった5人はこの短い時間ですっかり意気投合。座談会の後は「14Field横浜」の打席でボールを打ち始めた。人と人との繋がりからフォーティーンと出会い、今度はフォーティーンをきっかけに人と人との繋がりが生まれたようだ。手放すことのできない相棒との出会いはすべてのゴルファーのゴルフライフに変化を与えてくれる。




















