少し飛ばせて少しやさしいアスリート系 ヤマハ RMX 120 アイアン

新製品レポート ヤマハ RMX 120 アイアン
前作から大きく路線変更した「RMX 120 アイアン」を試打

【ミヤG】
新しいRMX(リミックス)シリーズからは「RMX 020」「RMX 120」「RMX 220」の3モデルのアイアンが展開されていて、性能的に中間に位置するのが「RMX 120 アイアン」です。

新製品レポート ヤマハ RMX 120 アイアン
構えるとアスリートアイアンらしいシャープな雰囲気がある

【ツルさん】
前作にあたる「RMX 118 アイアン」はS20Cの軟鉄鍛造でしたが、新作の「RMX 120」はクロムモリブデン鋼を使った一体鋳造モデルになりました。完全なポケットキャビティ構造になったのも特徴ですね。ヘッドサイズが前作より少し大きくなり、やさしいモデルへと路線変更してきたようです。

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【ミヤG】
構えてみると、アスリート向けのアイアンらしくシャープな雰囲気。ほんの少しトウ側がとんがっているヤマハらしいヘッド形状です。打つと、一般的なアスリート向けアイアンよりも飛ばせる!ロフト角が7番で31度ということもあるし、ボール初速も出ています。自分のアイアンよりもキャリーで20ydも飛ばせました。ビックリ!

【ツルさん】
クロムモリブデン鋼によって、フェースの反発性能もアップしているそうです。実際に打っていても、従来のやわらかい軟鉄鍛造の打感とは異なる弾きが感じられます。新しいRMXシリーズは、3モデルそれぞれでヘッド素材が違っているんです。

【ミヤG】
ツアーモデルの「RMX 020 アイアン」が軟鉄鍛造で、いちばんやさしい「RMX 220 アイアン」はマレージング鋼素材ですよね。

【ツルさん】
そうです!このクロムモリブデン鋼は、軟鉄よりも反発が良くて設計自由度が高く、軟鉄同様にライ角の調整ができるのも長所。打感以外では、軟鉄よりも優れた素材と言えそうですね。ただし、こういうアスリート系アイアンだと、一般的なゴルファーは打感を重視すると思うんです。個人的には、もう少し弾き感を抑えてほしかったですね。

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【ミヤG】
しっかり打ち込むと、打感の心地よさも感じられましたよ。けっこう飛んでくれるし、操作性もあって、使いやすいアイアンだなと僕は思いました。

【ツルさん】
ヘッドが機敏に動きすぎず、難しすぎないところは好印象です。ヘッドの見た目にシャープ感がありつつ、少し飛ばせて、少しやさしいアイアンを探している人には最適かも。ただし、打感の良さを優先する人には、限定発売モデルとなっている軟鉄鍛造の「RMX 020」をオススメします。

新製品レポート ヤマハ RMX 120 アイアン 評価表
少しやさしく飛ばしたいアスリートに最適。打感は軟鉄と比べれば少し硬め

■ 試打したクラブのスペック

ヤマハ RMX 120 アイアン
●番手(ロフト角):7番(31度)●シャフト:N.S.PRO RMX 95●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200

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ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。

ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
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