デシャンボーが履いている割に…意外なしなやかさ リーボック「ナノ ゴルフ」試し履きレポート

GDOのシューズ3兄弟（シューズマニア・室井、セールスプランナー・塩田、元中古ショップ店長・桂）が、最新のゴルフシューズを気ままにレビューする恒例企画。「25春夏モデル編」第6回は、2025年に再始動した老舗メーカーの注目作、リーボック「ナノ ゴルフ」だっ！

ついに復活！憧れのリーボックがゴルフシューズに

【塩田】
ようやくリーボックのゴルフシューズが再登場です。待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。実は、ゴルフシューズの事業自体は1980年代に一度スタートしていたのですが、お休みの期間を経て2025年に再始動しました。

【室井】
遂に来ましたね。私は小学生の頃にリーボックのシューズに憧れていた世代なので、今回の復活を聞いてうれしかったです。

【桂】
個人的にはスニーカーやバスケットボールシューズとして馴染み深いブランドですね。

【塩田】
今回は3モデルがリリースされましたが、その中で最もカジュアルでスポーティなシューズが今回扱う「ナノ ゴルフ」なんです。飛ばし屋のブライソン・デシャンボーが着用しているシューズとしても話題になっています。

【室井】
あのパワフルなスイングを持つデシャンボーが履いても問題ないシューズなので、グリップ力や安定感はお墨付きですね。

デシャンボーの足元を支える！しなやかと安定感が両立

【桂】
履いてみた感想はいかがでしたか？

【室井】
デシャンボーが履いているシューズということですごくガッチリした感じかと思いきや、意外としなやかでした。この感じでよくあのダイナミックなスイングに耐えられますよね。

【塩田】
アウトソールにはTPU素材のプレートが搭載されているので、柔らかさだけでなくある程度のしっかり感もあるのが特長です。

【室井】
形状としても特徴的で、土踏まず部分の横幅が絞られてタイトになっているに対して、指周りは少しゆとりがあります。そのメリハリが良かったですね。あとは見た目ですが、特にかかと部分のソールが広くなっているので“ホバークラフト感”があります。

【塩田】
ソールの接地面積を広げることでグリップ力を向上させることが狙いだと思います。

【室井】
スイングのフィニッシュでしっかりと体重を支えてくれるので、形がしっかり決まりました。

【桂】
私もかかと部分のしっかり感は感じました。安定性は文句なしですね。見た目はツアーモデルの感じではないですが、大きなパワーを受け止められるシューズになっていると思います。

【室井】
1点だけ。最初履いた時に歩く際のかかとの浮きが気になったのですが、靴紐を一番上の穴まで通したことで直りました。もしこのモデルを履いている方で気になる場合はぜひ試してみてください。ちょっとした工夫でかなり印象が変わるので。

まるで布？リーボック独自のアッパー素材がスゴい

【室井】
アッパーの屈曲性も高いですよね。

【塩田】
とくにつま先側がよく曲がる構造になっています。アッパーには軽量で通気性に優れた「FLEXWEAVE」という素材を採用しているので18ホールを通して快適にラウンドできます。

【桂】
この素材、結構独特な見た目と触り心地していますよね。

【塩田】
そうなんです。リーボックの“織り”の技術を使用した独自素材なのですが、しなやかさと強度が両立しているのでシューズに使うにはもってこいですね。

指周りのゆとりアリ！気になるサイズ感は

【桂】
サイズ感はいかがでしたか？

【塩田】
私は全体的にゆとりがある感じがしたので、普段からハーフサイズ落として25.5cmを選びました。

【室井】
私もハーフサイズ下げて25.0cmでした。

【桂】
私は普段から0.5cm小さいサイズを履いた時、横幅は問題なかったのですがつま先が当たってしまったので、マイサイズの27.5cmを選びました。フィット感は大切だけど、指周りのゆとりも欲しいという方にはぜひ試していただきたいシューズです。

3人の評価はいかに

製品スペック

●発売日：2025年3月27日
●鋲タイプ：スパイクレス
●締め付けタイプ：レース
●アッパー素材：合成繊維
●重さ：約384g（片足）
●サイズ：23.5cm-30.0cm／0.5cm刻み
●カラー：ホワイト／レッド／ブラック、ホワイト／ガムソール、ブラック（記事内の写真はホワイト／ガムソール）

撮影／有原裕晶
撮影協力／ベルセルバカントリークラブ 市原コース