コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」

適応力抜群のスタンダードモデル ご意見番クラブフィッターの評価は!?

コブラ DS-ADAPT X ドライバーをご意見番クラブフィッターが試打したら…【筒康博】

コブラ史上最速かつ最適なフィッティング設定を備えた「DS-ADAPT」シリーズ。革新的テクノロジー「FutureFit 33」を備え、ロフトとライ角が独立して動かせることにより33通りの弾道調整を可能にした。そんなADAPT(適応)力抜群のシリーズから、スタンダードモデル「DS-ADAPT X ドライバー」を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。ご意見番クラブフィッター・筒康博が試打評価を行った。

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「誰でも受け入れ可能のクセのなさ 特徴のないところが特徴か」

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
ヒール寄りに当たったミスも出ていたが 大きな曲がり幅は見られなかった

―率直な印象は?
「今までコブラのドライバーは、非常にハードに感じるモデルもありましたが、今作はかなり軽快に振り抜ける印象を受けます。ヘッド重量が少し軽くなったような、私くらいのHS(平均41.2m/s)でも扱えるほど重心位置が深過ぎず浅過ぎず、重心距離が遠過ぎず近過ぎない設定で、非常に扱いやすい。これまでは少し重めでハードな純正シャフトが多かったですが、今作『SPEEDER NX for COBRA』は硬さSで単体55gと、すごく軽快に楽にスピードを上げられるところも、振りやすさにひと役買っている気がします」

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
左からMAX-D、MAX-K、X、LS

―クセのなさが特徴?
「そうですね。アドレスビューも、マット加工でマイルドな印象。フェース側と後方とでデザインが区切られていることもなく、多くのゴルファーが違和感を覚えない汎用性の高い外観に仕上がっています。同シリーズ全体的に誰もが手に取れるというか、いい意味でクセがなく、他の兄弟モデルもすごく強いバイアスがかかっているわけでもない。『DS-ADAPT MAX-D ドライバー』はちょっとつかまりがあったり、『DS-ADAPT MAX-K ドライバー』は、『―X』より何となく重心距離が長く深い印象を受けましたが、全般的に持ち球別にモデルを選びやすくなっている。今までのシリーズに比べて、モデルごとの打ち分けがとてもしやすい印象を受けます」

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
漆黒のマット加工のカーボンクラウン

―「FutureFit 33」の対応力については?
「そうですね…、正直、多くのアマチュアゴルファーは、購入後にカチャカチャ機能を活用しないのが現状です。購入してからコースを回ってみて、少し球の高さやつかまりが欲しいとなったら触ってみたくはなりますが、実際にはクラブによる微調整の影響よりも、自身のミスを防ぐことで精一杯。調整したらどうなるのかといった好奇心が湧き、購入後の楽しみとして興味深い部分は大きいですが、現段階ではクラブを選ぶ際のひとつの要素までには至っていないかなとは思います」

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
33通りの弾道調整を可能にした「FutureFit 33」

―ひとつの要素までには至っていない…?
「テクノロジーとしては、まだまだ主流ではないというだけの話です。こういう世界観が広がっているというのは非常に面白く、もしかしたら10年後に可変スリーブを取り巻く見方が変わっていて、誰もが33通りを試す環境に変わっている可能性は大いにあります。ニュートラルポジションでの操作性の幅が広がっているため、ちょっと自分で頑張ればどんな球筋も打ててしまうと思える。それほどクラブとしての完成度が高くなった印象を受けます」

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コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
ソール中央最後部には標準設定10gの可変ウエートを装備

―他社でいうと類似モデルは?
「スリーブの部分は独自性があり、比較するものはないのですが、ヘッドそのものの性能は人気の4大メーカー(テーラーメイド、キャロウェイ、ピン、タイトリスト)の要素がコブラのドライバーにもしっかり入ってきた印象です。最適な重心位置と安心感のあるヘッド投影面積、全般的にヘッドが厚くなくシャローヘッドのディープバック。いろいろなイマドキ要素が入っている。テクノロジーが標準搭載されているので、すごく真ん中にいるクラブといった印象です」

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」
「これまでの低スピン化の流れはやや抑えめに」(筒)

―どのような人向き?
「HS40~45m/sまでのアベレージゴルファーのボリュームゾーン。ボールのつかまりだったり、上がりやすさを見ながら、4種類あるシリーズ内で各モデルを選ぶ感じだと思います。逆に、単独でコブラだけを試打して選ぶというよりは、他社と比較をするのに基準を設けやすいドライバー。もちろん、この一本さえ持っていれば33通りあるのだから、どれかにはフィットするだろうという安心感も得られます。私がこのドライバーを明日からバッグインしてラウンドしてくださいと言われても、全く問題なく対応できるくらい許容範囲の広いモデルになっています」

バランスの良さを評価!オール4.5【総合評価4.5点】

コブラ DS-ADAPT X ドライバーを筒康博が試打「人気要素をコブラ流に搭載」

【飛距離】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・ロフト角:10.5度
・使用シャフト:SPEEDER NX for COBRA(硬さS)
・使用ボール:リトルグリーンヴァレー船橋専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、リトルグリーンヴァレー船橋

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筒 康博(つつ・やすひろ) プロフィール

スイングとギアの両面から計測&解析を生かし、プロアマ問わず8万人以上のゴルファーにアドバイス。「インドアゴルフレンジ Kz 亀戸店」のヘッドティーチャーを務める傍ら、様々なメディアにも出演中。大人のゴルフ選びフィッティングWEBマガジン「FITTING」編集長として自ら取材も行う。

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