2025年上半期ドライバー最高評価は!? ジャンボ軍団の飛ばし屋・小山内護のベスト3
外ブラ競演で熱かった上半期 HS40m/s台後半に推薦したい1Wは?
2025年上半期ドライバー最高評価は!? ジャンボ軍団の飛ばし屋・小山内護のベスト3
例年通りのテーラーメイドvsキャロウェイに加え、ピンとコブラが参戦し、激しい覇権争いを繰り広げた2025年上半期ドライバー市場。各社、個性が際立つ“名器候補”を揃えるなか、「クラブ試打 三者三様」の出演者3人から高評価を得た一本は何だったのか? ジャンボ軍団の元祖300ydヒッター・小山内護の総合評価(5項目の平均点)が高かったベスト3を発表する。
第3位:G440 LST ドライバー(ピン) 4.7点/280.3yd
「ロースピン設計で強弾道&飛距離性能は抜群ながら、今作『LST』はやさしさも備え、幅広い層に対応。直進性や寛容性も高く、上級者はもちろんアベレージゴルファーにも扱いやすいです。HS50m/s近いと純正シャフトではスピンがやや増えるが、カスタム前提なら問題なし。弾道は兄弟モデルと大差なく、『―MAX』より少しスピンを抑えた印象。吹け上がりやバラつきが気になるパワーヒッターに最適な一本です」
第2位:ELYTE ◆◆◆ ドライバー(キャロウェイ) 5.0点/278.7yd
「純正シャフト(TENSEI GREEN 60)との相性が非常によく、振りやすさと打ちやすさを高い次元で両立。インパクト時にはフェースにボールが乗る感触があり、押し出すイメージでスピンを抑えて飛距離を伸ばせます(平均278.7yd)。中弾道で吹け上がらず、着地後のランも稼げる強い球筋。打感は弾きすぎず、フェースに乗る時間が長めで、インパクトで長く強く押し出したいタイプにぴったり。初速も速く、力強い弾道が持ち味です」
第1位:ELYTE ドライバー(キャロウェイ) 5.0点/293.1yd
「見た目も性能も文句なしの仕上がりで、アドレス時はトウ側がやや逃げ、ヒール側が見える安心感ある形状。マット仕上げで日差しの反射も気にならず、フェースに集中できます。打感も好印象で、コースボールのようなフィーリング。その印象を歴代モデルに例えると『ローグ(ROGUE)』シリーズに近く、寛容性と低スピン性能を両立した“ローグ最新版”といえるモデル。吹け上がりの懸念も改善され、完成度の高さを感じます」

小山内護(おさない・まもる) プロフィール
1970年6月19日生まれ、東京都出身。日体荏原高校時代にゴルフを始め、卒業と同時にジャンボ軍団入り。豪快なドライバーショットを武器に98年「サントリーオープン」、翌年「日本プロゴルフマッチプレー選手権」を含むツアー通算4勝を飾る。現在シニアツアーに参戦しながら、プライベートゴルフスタジオ「Favorite J-Golf」を運営。