M5 ドライバー/ヘッドスピード別試打
筒康博「完成度No.1」
―率直な印象は?
「ヘッド体積が460ccになってからのテーラーメイドのドライバーとしては、完成度がNo.1だと思います」
―No.1?
「はい。構えやすい、振りやすい、つかまりがある、引っかからない、音がちょうど良い、打感がちょうど良い。これほどまでバランス良く作れるのか、と思ってしまうほど驚きがありました」
―そこまでホメる?
「そうですね。理由は飛距離性能というより、使い心地の良さを追求したクラブになっているからだと思います」
―使い心地?
「Mシリーズの奇数モデルは、正直これまでプロ仕様で、難しいというイメージが強かったのですが、M5に関しては一回それを外して考えてみても良いかと思います。それほど使ってみて心地の良さを感じさせる細工が施されていると思いました」
―M6と比べてどう?
「ちょっとだけM5は力強さを感じます。パワーヒッターになった気分にさせてくれるので、打っていて気持ちが良いです。ソールの調整ウエイトは変えてみても良いですが、まずは一度このまま使ってみたいなと思わせてくれるクラブです」
―見た目は?
「見た目はほとんど同じです。よーく見ればM6のほうがクラウン部分が高いかと思っていたのですが、実際はほぼ同格でした。構えた時には、M5もM6も同じ印象。特にM5が同じくらいやさしく見えるという点 で、衝撃を受けました」
■ 筒康博(46)
変幻自在に球を操るクラブフィッター。クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持つ。身長168cm。