「上級者の道具でしょ」はもう古い 距離測定器、ゴルファーの8割が所有/GDO調査

「上級者の道具でしょ」はもう古い 距離測定器、ゴルファーの8割が所有/GDO調査
近年の“距離計測器”事情を調査

ゴルフの距離測定器を持っているゴルファーが約8割に上ることが、ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の実施したインターネット調査で分かった。スコア100台の約7割、110台でも半数近くが「持っている」と回答しており、距離測定器がもはや“上級者のアイテム”ではなく、あらゆるレベルのゴルファーにとって標準的な装備として定着してきている実態が判明した。

調査は今年3月13日~19日に実施。GDOに無料会員登録しているユーザーのうち44万4934人にメールマガジンで協力を依頼し、専用サイトを通じて4780人から有効回答を得た。

「上級者の道具でしょ」はもう古い 距離測定器、ゴルファーの8割が所有/GDO調査
スコア別の所有率

調査結果によると、78.7%が距離測定器を所有していると回答した。2023年の調査と比べて2.4ポイント、22年比で5.8ポイント増えた。上級者とされるスコア80台では90.7%に達した。一方、スコア120以上の初心者層でも36.4%に上った。

「上級者の道具でしょ」はもう古い 距離測定器、ゴルファーの8割が所有/GDO調査
ラウンド頻度別所有率

所有率はラウンド回数が多いほど高くなるが、年2、3回しかラウンドしない層の42.9%、年1回以下でも37.2%が「持っている」と回答。競技志向のプレーヤーだけではなく、いわゆる“エンジョイゴルファー”にも普及していると言える。

「安くてラク」が決め手! 距離測定器選びは“コスパと手軽さ”が主流

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現在使用している距離計を選んだ理由は?

現在使っている距離測定器を選んだ理由として最も多かったのは「価格が安かったから」(43.1%)。「携帯しやすいから」(37.2%)、「操作が楽だから」(33.3%)の順で続いた。近年は1万円以下の製品も多く流通しており、こうした低価格帯の充実が所有率の増加の背景にあるとみられる。

一方で、「高度な計測機能」(31.4%)や「測定の正確さ」(21.7%)といった性能面を重視するユーザーも一定数存在し、“コスパ派”と“性能派”の二極化が進んでいる。

使っている測定器については、75%以上が満足していると回答(とても満足24.1%、やや満足51.2%)。理由には持ち運びやすさや操作のしやすさ、測定の早さを挙げる回答が多く、距離測定の手間を軽減する要素が機器の評価に直結していることが明らかとなった。

距離測定器を使って得られた効果は「番手選びの迷いが減った」が88.3%(そう思う44.6%、ややそう思う43.7%)で圧倒的だった。今や距離測定器は、単にターゲットまでの距離を測定するだけの機器ではなく、「プレーを助けるアイテム」「プレーファストの必須ギア」として多くのゴルファーに受け入れられている。セルフプレーの定着がこの流れを後押ししているのは間違いないだろう。

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