「新生ブランドの布石となったGRシリーズ」 ~ブリヂストン編~ 2014年 Vol.5

HOTLIST受賞クラブの開発背景に迫る ~ブリヂストン編~ 2014年 Vol.5
「もうダサいなんて言わせない!」ポップなデザインに変更することで、市場から反響を呼んだ

酷評されていたデザインを一新して、イメージチェンジ

GRシリーズの2014年度モデルは、ゴルファーを大いに驚かせた。イエローをポイントカラーに使った大胆なグラフィックがクラウンを彩り、シャフトのカラーもそれに合わせた鮮やかなイエロー。これまでのツアーステージになかったデザインは、どのように生まれたのか。

「クラウンにグラフィックを施すのは、ブリヂストンでは昔からやっていたことなんですよ。過去には『ツアーステージ X-DRIVE 445』(2007年発売)というモデルでスパイダー模様(細かい編み目模様)のクラウンを採用したこともありました。店頭でゴルファーに商品をアピールするためには、面積の広いクラウンはとても有効な部分。GRシリーズでは、そこを利用したほうがいいと考えたのです。

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昨年度のHOT LIST JAPANではツアーステージのデザインを酷評されていましたし(笑)、私たちメーカー側も以前から、ツアーステージにはこれまでとは違う何かが必要だと考えていました。そこで新しいGRシリーズでは大胆なイメージチェンジを図ったのです。ポイントカラーにイエローを使った理由は、ブリヂストンの他のクラブでは使っていない色であること、そしてアメリカで発売している『J40』というクラブのメインカラーでもあったからです。このGRシリーズの開発時には、もっとグローバルな雰囲気を出したいとの思いもあって、アメリカのブリヂストンゴルフのスタッフの意見も取り入れました」(竹地氏)

海外のクラブメーカーは、ここ10年ほどの間にクラウンにグラフィックを施したモデルや、カラフルにカラーリングしたモデルなどをたくさんリリースしてきた。我々ゴルファーはそういったクラブを、もはや奇異な目で見ることはない。そういった背景もあって、若々しいデザインでスタイリッシュになった新生GRシリーズは、多くの日本のゴルファーにもすんなりと受け入れられた。もちろん見た目だけではなく、新しいGRシリーズは性能面でもゴルファーの心を鷲づかみにして、発売後からすぐに好調なセールスを記録した。

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