ツアープロのクラブセッティングを見ていると、ドライバーは最新モデルでも、フェアウェイウッドは少し前のモデルを長く使っているケースが意外と多い。未知の新モデルより、距離感が確立し、使い慣れたものを手放せないということかもしれない。
たとえば、小平智が使う「プロギア iD nabla black フェアウェイウッド」は2012年に発売された。今流行りのカーボンクラウンを採用した、先取り感のあるモデルだ。やや小ぶりだが強い球を打ちやすく、左へのミスが出にくいので、ハードヒッターにお勧めだ。中古クラブの在庫は少なめかもしれないが、7000円くらいで手に入る。
さらに、上田桃子が愛用する「キャロウェイ X HOT PRO フェアウェイウッド」は、2013年の発売。上田が使うのは米国仕様のヘッドで、日本仕様とはカラーリングが違う。“300ydフェアウェイウッド”というコピーで大ヒットした、初代「X HOT フェアウェイウッド」を少し小ぶりにして操作性を高めたモデルで、球筋を操れるのが魅力だ。こちらも中古ショップで7000円くらいから探せるだろう。
フェアウェイウッドが欲しいけどあまり予算がないという場合、気になるプロのセッティングを参考に中古クラブをチェックしてみよう。最新モデルではなくても、プロも信頼する1本が見つかるかもしれない。
