「えっ、拾ってまでして打つ!?」/マナー違反警察24時 容疑File.12不正利用
スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場や練習場のマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第12回の容疑者は、練習場で「打席の前に転がっていた球をパクる人」。“打ち損じ”をせっせと拾い集めて当然のように再利用。その姿に周りはなんとも言えない空気になっていた――。
そんな格好悪いことやめようよ…
ある日の夜、おかんから電話がありました。
おかん
「きょうもゴルフ回ってきてんけど、練習場で隣の打席にいたおっちゃんがちょっと前に転がってる球を何度も拾いに行っててさぁ…」
K
「え、誰かが打ったやつやんな?」
おかん
「そうそう!1、2ヤード先で止まった球を、カゴに戻して打つんよ。悪びれもせず、“球増えたわ~”って顔してたわ…」
K
「いやいや、それ出禁レベルのマナー違反やろ!」
◇◇◇◇
目の前にあるとはいえ、転がった球を拾って使うのは危険行為。打球事故につながり兼ねないばかりか、見てる側も気持ちがいいものではありません。
こんなケチゴルファー、見かけたらイエローカードです!
イラスト:小島サエキチ
小島サエキチ プロフィール
イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』(双葉社)がある。