「人のピンチに知らん顔かい!」/マナー違反警察24時 容疑File13捜索協力放棄
スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場や練習場でのマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第13回の容疑者は、「自分のプレーに夢中で、同伴競技者のボール探しを手伝わない人」。仲間が必死にラフをかき分けている中、ひとりプレーを進める。その背中に全員の視線が冷たく突き刺さっていた。
助け合い精神はどこに行ったん?
ある日の夜、おかんから苦笑まじりの電話がありました。
おかん
「きょう一緒に回ったおっちゃん、誰かがボール無くして探してても全然手伝わへんくてびっくりしたわ」
K
「え、自分だけ先に歩いて行く感じ?」
おかん
「そうそう!こっちはラフで必死に探してるのに、我関せずにフェアウェイ真ん中で素振りしてんねん。こっちは汗だくで探してんのに!」
K
「それ、協調性のカケラもないなぁ…」
◇◇◇
ボールの捜索は基本的に本人責任ですが、プレーは同伴競技者と一緒に進めるもの。探す時間が長引けば全体の進行も遅れ、結果的に周りの迷惑にもなります。ゴルフ場は自分ひとりの舞台ではなく、仲間と楽しむ場だという意識を忘れずにいたいですね。
こんな非協力ゴルファー、見かけたらイエローカードです!
イラスト:小島サエキチ
小島サエキチ プロフィール
イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』(双葉社)がある。