「池のボール、命懸けで拾う?」/マナー違反警察24時 容疑File.17 危険行為
スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場のマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第17回の容疑者は「池に沈んだボールをどうにか取り戻そうとする人」。クラブを突っ込んだり、果ては靴を脱いで足を入れたり…その姿に、同伴者は呆れ果てていた――。
池に入ったもんはしゃあないって…
ある日の夜、おかんから電話がありました。
おかん
「きょう一緒に回った人な、池ポチャした球を絶対諦めへんのよ。しゃがんで手を入れたり、クラブ突っ込んだりして…」
K
「え、それ危ないやん。落ちたらどうすんの?」
おかん
「ほんまやで!後ろも詰まってきてんのに…。ボール代ケチって命かけるとか、理解できへん」
K
「それで自分ごと池入ったら、池ポチャ1罰打どころか身の危険すら…」
◇◇◇◇
ゴルフボールは池に入った時点でペナルティ。“ロストボール”と考えるのがセオリーです。池の水は濁っていて、さらに深い所もあり危険が多い。潔く新しいボールを取り出すほうが、気持ちの切り替えも上手くいきそうです。
こんな諦めの悪いゴルファー、見かけたらイエローカードです!
イラスト:小島サエキチ
小島サエキチ プロフィール
イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』(双葉社)がある。