林から「打ちまーす」無しで出してくる?/マナー違反警察24時 容疑File.18 危険球
スロープレー、打ち込み、過激な服装…。セルフプレー全盛時代、ゴルフ場のマナー違反はもはや日常茶飯事。本企画では、そんな“現行犯”の事例を列挙。他人の振りを見て我が振りへと役立ててほしい。第18回の容疑者は「奥の林から“打ちまーす”も無しに出してくる人」。フェアウェイを歩く同伴者たちは突然の打球にビクッ――。その場は一気に凍りついた。
“打ちます”の一言くらい言おうよ…
ある日の夕方、ラウンドを終えたおかんから電話がきた。
おかん
「ちょっと聞いて!きょうのラウンドでな、同じ組の人が林の中から何も言わずに球出してきてん」
K
「え、危なすぎひん?」
おかん
「ほんまにな。みんなフェアウェイ歩いてたから、危うく当たるところやったで。」
K
「大惨事になりかねへんし、ありえへんな…」
◇◇◇◇
林の中やブラインドホールなど、周囲が見えづらい場所では、打つ前に「打ちます」と声をかけるのがマナー。もちろん同伴者も気にかけて注意しておくことは必要ですが、打球事故は“一言あれば防げる”ケースばかりです。安全第一のプレーを心掛けましょう。
こんな危険ゴルファー、見かけたらレッドカードです!
イラスト:小島サエキチ
小島サエキチ プロフィール
イラストレーター。旧西ドイツ ハンブルグ生まれ。書籍・雑誌・Webでニンゲン生活の泣き笑いを 表情ゆたかに描写。著書に『まんだら絵解き図鑑』(双葉社)がある。