80、60、40ydを振り幅でキメキメにしない! アバウト感覚値こそ実戦向き 本明夏

「アプローチでの距離感の精度を上げたい人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーのFさんの悩み】
「フルスイングできない80yd圏内の距離が苦手です。レッスン誌をまねて肩から肩は80、腰から腰は60、ひざからひざは40ydと振り幅を決めてコースに出るのですが、思った成果が得られません…。他に良い練習法はありますか?」

本明夏のレスキュー回答】
アプローチの精度を上げるには、振り幅を調整して自分なりの距離感を作ることが先決です。ですが、ただやみくもに機械的に打ち続けていても、効率よく習得できるとは限りません。そこで今回は、できるだけ型にハメないおすすめの距離感を磨く方法をご紹介します。

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1. 練習カゴをイメージする

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練習ボール用の円形カゴがちょうどいい

基本的にアプローチショットは、ボールを飛ばすものではなく運ぶもの。スイングは、ボールが数球入った練習カゴを両腕で抱えながら打つイメージで振ります。中のボールを落とさないように意識すれば、体の軸を保ちながら大きな上下動を抑えられる。“振る”イメージを捨て“運ぶ”意識が身につけば、打点は自然と安定します。

2. 大雑把な距離イメージを作る

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肩から肩と決めず 自分なりに「気持ちよく振れる」ことが目安

肩から肩、腰から腰と振り幅を決める方法も効果的ですが、流動的なスイングを最初から形作ってしまうと、バックスイングばかりに固執してしまい、振り抜くフィーリングを軽視してしまう危険性が高まります。私はまず何も考えず、自分なりのハーフスイングで何yd飛ぶかを試し、その距離をその日の基準に定めます。そこから大きめ、小さめとかなり大雑把な距離のイメージを作っていきます。

3. 同じターゲットを狙い続ける

80、60、40ydを振り幅でキメキメにしない! アバウト感覚値こそ実戦向き 本明夏
できるだけ目標は明確な物体が◎

大雑把なイメージを作ったあとは、ピンやyd表示の看板といった明確な目標を設け、そこを狙い続けます。ひとつの目標がクリアしたあとは、次の目標。次が終われば、その次…と、一つひとつ体に覚え込ませます。振り幅をアバウトにした分、実際の目で見て感じた距離をフィーリングで生み出すには、ある程度の反復が必要。ただし、本番に活きる“感覚値”を磨いているので、精度を上げるには近道だと考えています。

【今回のまとめ】“キメキメ”よりも“カンカク”値♪

80、60、40ydを振り幅でキメキメにしない! アバウト感覚値こそ実戦向き 本明夏
運ぶ意識があるからこそ振り幅はキメ過ぎなくてOK

練習カゴをイメージする。
大雑把な距離イメージを作る。
同じターゲットを狙い続ける。

取材協力/グレンオークスカントリークラブ

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本明夏(もと・あすか) プロフィール

2001年生まれ、横浜市出身。11歳からゴルフを始め、開志国際高校でゴルフ部に所属しながら、アマチュア大会で結果を残す。19年からプロテストに挑戦。一時はツアーを諦め、レッスン活動に専念する時期もあったが、23年に合格。24年はステップアップツアーで着実に存在感を示す。趣味は音楽鑑賞と海外旅行、得意料理は肉じゃが。インスタのアカウント:asuka_moto_

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