きょうの調子はどう? 朝の時点でパッティングの良し悪しを知る方法 本明夏

「パットの調子を把握できない人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーAさんの悩み】
「パッティングの調子の波が激しく、1ラウンドでパット数30以下もあれば40以上も…。その日の調子が良いのか悪いのか、結局最後まで把握できないことも。朝の練習時に、調子を具体的に知る方法はありますか?」

本明夏のレスキュー回答】
プレーの回数にかかわらずアライメントは日ごとに狂いやすく、上りや下りのさまざまな状況を繰り返すと距離感もズレやすくなります。好不調を知るには、プロでも実際にコースに出ないと明確に把握できません。ただ、何となく雰囲気だけでも事前に確認できれば、最低限の準備や調整は可能です。そこで今回は、練習グリーン上でできる、具体的な調子の測り方をご紹介します。

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1. 紐を使ってアライメントチェック

きょうの調子はどう? 朝の時点でパッティングの良し悪しを知る方法 本明夏
カップ1個分右のフックライン例

1つ目は、フェースとアドレスの向き。アライメントはちょっとの感覚の違いで狂いやすいものなので、肉眼ではなく細い紐(ひも)を使って目線、両肩、両腰の向きをチェックします。ラインを読んだ後、ボールと目標に打ち出したい位置(カップではなく狙った方向)を紐で結び、そこに向けてボールを転がします。合わせたラインでカップに入るかどうか。自分の読みがズレていないかを客観的に把握できます。

2. 上り1mのショートパットを試す

きょうの調子はどう? 朝の時点でパッティングの良し悪しを知る方法 本明夏
あえて確実に入る楽な状況で試す

2つ目は、フェースの芯に当ててしっかりボールを打ち出せているかのチェック法です。おすすめは、上りの1mの状況での確認。練習グリーンで上り1mの位置を探し、カップを狙います。たとえ外れたとしても、狙った力感で打ち出せているかを確認できるので、オーバーしていればOKとします。反復練習を行えば、インパクトが緩みにくくなるでしょう。

3. 片手打ちで起こりやすいミスを把握する

きょうの調子はどう? 朝の時点でパッティングの良し悪しを知る方法 本明夏
同じ距離の目標に対してそれぞれの手で打ってみる

最後は手先を動かさず、調子がいいときのようにストロークができているか。チェック法は、左右それぞれで片手打ちをしてください。パワーが少量になる分、余計な動きが入ると意図通りにボールを転がすことができません。プッシュや引っかけが出るようなら、そちらの手が動きすぎている証拠。両手では分からなかった手元の悪いクセを発見することができます。

【今回のまとめ】朝練で分かっちゃう“その日”の良し悪し

きょうの調子はどう? 朝の時点でパッティングの良し悪しを知る方法 本明夏
その日の調子を知っておけば本番で「やるべきこと」も見えてくる

を使ってアライメントチェック。
上り1mのショートパットを試す。
片手打ちで起こりやすいミスを把握する。

取材協力/グレンオークスカントリークラブ

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本明夏(もと・あすか) プロフィール

2001年生まれ、横浜市出身。11歳からゴルフを始め、開志国際高校でゴルフ部に所属しながら、アマチュア大会で結果を残す。19年からプロテストに挑戦。一時はツアーを諦め、レッスン活動に専念する時期もあったが、23年に合格。24年はステップアップツアーで着実に存在感を示す。趣味は音楽鑑賞と海外旅行、得意料理は肉じゃが。インスタのアカウント:asuka_moto_

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