怒ってひん曲げたクラブを直して使った。いいの?/ルールQ&A

怒ってひん曲げたクラブを直して使った。いいの?/ルールQ&A

グリーンとカラーの境目からのバーディパットをダフってチョロ! ついカッとなってパターを叩きつけたら、シャフトがひん曲がった。曲がりを直してその後もパットを続けたが、これって許される?

壊れたクラブを直して使う時の処置

■1
曲げたパターを直してプレーすると性能を変えたクラブの使用で2罰打。

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■2
曲げたパターを直してプレーしても問題ない。無罰。

■3
曲げたパターを直してプレーすると性能を変えたクラブの使用で失格。

怒ってひん曲げたクラブを直して使った。いいの?/ルールQ&A

直っているんだから良いんじゃないの? ダメ?

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◇◇◇◇

正解は「2」

スタート時にパターが「適合クラブ」であれば、ラウンド中に損傷したパター(クラブ)は曲がったまま使っても修理して使っても、性能を変えた「不適合クラブ」にはならずペナルティはありません。

また2023年のルール改訂で、乱暴に扱ったのでなければ、損傷したクラブはそのまま使ったり、別のクラブに交換したり、修理して使えるようになリました。ですが、今回はついカッとなって、クラブを叩きつけて曲げてしまったわけで…。ラウンド中の破損として修理して使うことはできますが、交換はできません(R4.1a(2))。(ルール解説&イラスト/小山混)

ーーーーーーーーー
<ゴルフ規則>(抜粋)
規則4.1a
ストロークを行うときに認められるクラブ
(1)適合クラブ。 ストロークを行うとき、プレーヤーは用具規則の要件に次の時点で適合するクラブを使用しなければならない:
・そのクラブが新品のとき。
・そのクラブのプレー特性が何らかの方法で変えられたとき(しかし、クラブがラウンド中に損傷した場合には規則4.1a(2)を参照)。

規則4.1a(2)ーラウンド中に損傷したクラブの使用、修理、交換。 適合クラブがラウンド中や規則5.7aに基づくプレーの中断中に損傷した場合、クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えることができる。
しかし、損傷の内容や原因が何であっても、そのラウンドの残りについては引き続き適合として扱われる。
そのラウンドの残りでは、プレーヤーは次のことができる:
・その損傷したクラブで引き続きストロークを行うこと。
・クラブを乱暴に扱った場合を除き、プレーヤーはそのクラブを修理するか、他のクラブに取り替えること(規則4.1b(4)参照)。
プレーヤーが損傷したクラブを他のクラブに取り替える場合、他のストロークを行う前に、規則4.1c(1)の手続きによってその損傷クラブをプレーから除外しなければならない。

「ラウンド中の損傷」とは、クラブのプレー特性がラウンド中のすべての次の行為(規則5.7aに基づくプレーの中断中を含む)が原因で変えられた場合を意味する。
・プレーヤーによるもの(クラブでストロークや練習スイングを行う、ゴルフバッグからクラブを出し入れする、クラブを落とす、クラブに寄りかかる、クラブを乱暴に扱う)。
・他の誰か、外的影響または自然の力によるもの。
しかし、クラブのプレー特性がプレーヤーによってラウンド中に故意に調整された場合、そのクラブは規則4.1a(3)で扱っているように「ラウンド中の損傷」とはならない。
規則4.1aに違反してストロークを行ったことに対する罰: 失格。

出典/(公財)日本ゴルフ協会発行2023ゴルフ規則より

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