腕はまっすぐ下ろさない!?(前編)

ダウンスイングでは腕を真下に下ろさない!?(前編)
アドレスからトップまでに左腕が122度内旋している

根本的な原因は左腕の戻りが遅いこと

左に行く原因は、軌道に対してフェースがシャットになっていることなのですが、注目したいのはそれまでの過程です。左腕の回旋を見てみましょう。アドレス時を0度とすると、トップでは左腕が122度内旋しています。プロはトップに向かって60度程度内旋していきますが、楠田さんの場合は回り過ぎです。左腕自体の回旋だけでなく、テークバックでの前傾の起き上がりも回り過ぎの一因になっています。

ダウンスイングでは腕を真下に下ろさない!?(前編)
ダウンスイングで左腕が100度ほど戻るが、戻り足りない分は手元でフェース向きを調整している

122度も回った左腕が、ダウンスイングからインパクトにかけて100度くらい戻ってきています。トップで左腕が回りすぎているとスライスになるケースが多いのですが、楠田さんはダウンスイングで大きく挽回し、さらに手元でフェースの向きを調整しているため、フェースが被って左に行くという状態になっています。すごく上手に手元で合わせているのですが、インパクト周辺で合わせることが必要なのは、すなわち左腕の回旋が悪いためです。

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