「ドライバーにしておけば…」3Wのティショットで失敗しないコツとは 横田英治

一歩上の実戦テクニック/横田英治
もう失敗したくない!

ドライバーだと飛びすぎてラフまで突き抜けてしまうドッグレッグホールや、左右にOBやハザードが迫り、狙いどころが狭いホールなどのティショット。プロのようにフェアウェイウッドを選択し、確実にフェアウェイセンターを捉えたいところだが、うまく打てずに「ドライバーで打てば良かった」と後悔するケースはよくある。フェアウェイウッドで失敗しないティショットの打ち方を、横田英治プロに教えてもらう。

1. 番手選びが重要

一歩上の実戦テクニック/横田英治
スプーンとクリーク。使い分けは飛距離だけじゃない!

フェアウェイウッドでのティショット、スプーン(3番)とクリーク(5番)を使い分けることをお勧めします。スプーンはつかまりにくくて右に行きやすい、クリークはつかまりやすく左に行きやすい特性を踏まえておきましょう。

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ティイングエリアに立った時に、右がより危ないなと思ったらクリーク。左のバンカーに入れたくないなと思ったらスプーンといった具合です。実際3Wと5Wでそれほど飛距離は変わりません。リスクヘッジを意図して番手を選ぶだけでも心理的な余裕が生まれるので、ティショットを成功させる確率はぐんとアップします。左右どちも危険な場合は、よりやさしいクリークを選択するとよいでしょう。

2. ティアップは低めに

一歩上の実戦テクニック/横田英治
ほんのちょっと浮く程度で大丈夫!

「ちゃんと当たるかな」と不安だからといって、決して高いティアップにしないでください。ティアップが高いと、厚く当たって引っかけたり、上から入ってテンプラになったりします。地面にボールを置いた状態から、ほんの少しだけボールが浮くぐらいが最適です。

3. 目線は低く

一歩上の実戦テクニック/横田英治
高く上げようとすると失敗します

基本的にスイングを変える必要はありませんが、構えた時の目線は重要です。目線は上げずにフェアウェイ、もしくはフェアウェイから4~5メートル上ぐらいに押さえて“質のいいライナー”をイメージして打ってみましょう。

4. グリップは短く

一歩上の実戦テクニック/横田英治
基本中の基本だね!

これはどのクラブにも共通して言える基本中の基本ですが、グリップを若干短く持つことで振りやすくなり、ミート率がぐんと上がります。上に挙げた4つのポイントを確認してフェアウェイウッドのティショットを成功させましょう。

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動画で解説

今回のまとめ

一歩上の実戦テクニック
もう「ドライバ―にしておけば…」と後悔したくない!

フェアウェイウッドで失敗しないティショットの打ち方

・番手選びが重要
・ティアップは低めに
・目線は低く
・グリップは短く

プロゴルファーは、ティショットでも縦の距離を調整するために、フェアウェイウッドを選択するケースは多いです。でもアマチュアの方はコースの幅が狭いからといって毎回フェアウェイウッドで打つ必要はあまりありません。実際、ドライバーはティアップして打てますし、フェース面も広くて芯に当たりやすく、フェアウェイウッドよりも簡単だからです。コースの状況と、自分のショットの調子も踏まえ、ドライバー、スプーン、クリークの中から最良の選択肢を選ぶようにするといいでしょう。

取材協力/富里ゴルフ倶楽部

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横田英治(よこた・えいじ) プロフィール

1971年広島県生まれ。現在は女子プロのコーチも務めるプロゴルファー。レッスンやギア解説に定評があり、メディアや雑誌など多方面で活躍する。自身がプロデュースしたゴルフサロン「CLUB HOUSE(クラブハウス)」の代表を務める。

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