アマチュアは絶対に真似したい! 畑岡奈紗のスーパーオーソドックスなアドレス

2022年 矢野東
母指球、ヒザ頭、脇の下がそろうとバランスの良いアドレスが作れる

シーズン序盤は波に乗れなかった畑岡奈紗が、4月後半の米ツアー6勝目を境に調子を上げてきた。日本女子のトップを走り続ける畑岡のスイングを矢野東が分析。アマチュアにも取り入れられる長所を探る。

足の裏全体で体重を感じるイメージ

パワーヒッターぞろいの米女子ツアーではやや埋もれてしまうが、日本の女子選手の中では畑岡もかなりの飛ばし屋。それでいて、フェアウェイキープ率は80%近い数字をキープしており、方向性にも優れている。そんなショットを生み出す土台となっているのが“スーパーオーソドックス”なアドレスだ。

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「立ち姿が美しいですよね。飛球線の後方から見ると、母指球(足裏親指付け根のふくらみ部分)、ヒザ頭、脇の下が縦に真っ直ぐに並んでいます(写真上)。やや棒立ち気味に見えるかもしれませんが、非常にバランスのいいアドレスです」。同じように後方から写真や動画を撮影すれば、自分のアドレスとの違いを確認できるだろう。

「アマチュアの場合、ヒザ頭や脇の下が母指球よりも前に出ている方が多いようです(写真下)。それではバランスが崩れやすく、つま先寄りに体重がかかるので、体が回転しづらくなります。体重を足裏全体で感じるイメージを持つといいでしょう」。かつては体重を母指球にかけることが定説だったが、このイメージではつま先寄りになり過ぎるようだ。

2022年 矢野東
アマチュアに多い、つま先寄りに体重がかかったアドレス

タイガー・ウッズにしても、ロリー・マキロイにしても、世界のトップ選手はそろって足裏全体で体重を感じられるバランスのいいアドレスをしています。これは1Wからウェッジまでクラブの長さが変わっても同じです」。慣れないうちは始動の際に染み付いた癖が出てしまうもの。地道に修正に取り組んでみよう。

取材協力/FIVE ELEMENTS

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矢野東 プロフィール

1977年7月6日生まれ。群馬県出身。ツアー通算3勝。2000年にプロ転向し、08年にシーズン2勝を挙げて賞金ランキング2位に輝いた。ツアープロとして活躍する傍ら、現在は都内のゴルフスタジオ「FIVE ELEMENTS」でチーフコーチとして活動中。

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