【男子禁制シリーズ】え、生足じゃないの!? 女子プロたちの“透けて見えない”UV対策最前線
一見“素足風”なのに実はストッキングを履いている__そんな情報をキャッチした。そんなことがあるのか?と編集部はざわついたが、調査を進めてみると、最近ではゴルフ専用のストッキングもあり、UV対策として女子の間では定番になりつつあるらしい。では、実際に女子プロたちのストッキング事情はどうなっているのか?編集部の紅一点・K記者がトーナメントの現場で女子プロたちに突撃取材。まずはゴルフウェアブランドも手がけるファッションリーダーの臼井麗香に、ストッキングの選び方から“見せないUV対策”の工夫まで、じっくり話を聞いた。
いちばんの理由は“気持ち程度”の日焼け対策
そもそもストッキングといえば、足をスッキリ&肌を綺麗に見せる定番アイテム。ビジネスやフォーマルな場面では“きちんと感”を演出するものとして認知されている。とはいえ、ゴルフで履く人なんているの?と思って臼井に話を向けると、食い気味に「履いてますよ!」と脚を指さした。
スカートを履くときはストッキングがマスト。その上からさらにスプレータイプの日焼け止めを重ね合わせる徹底日焼け対策をしているという。「日焼け止めだけ塗るよりも、気持ち的に日焼け対策できている気がして安心なんです」とストッキングの効果を解説。ただし、履くのはハイソックスが履ける季節限定。真夏の猛暑日は、生足に日焼け止めで乗り切っているそうだ。本当はストッキングを履きたいが、さすがに暑すぎるといったところか。
臼井いわく、ストッキングのメリットは「日焼け対策と美肌効果」。一方でデメリットは「破けやすさ」だとか。特にゴルフカートの座面素材が問題で、「革素材ならOKですが、網目のあるザラついた生地とかあるじゃないですか。アレだと一発で“ブリッブリ”に破けます(笑)」。そんなときは潔く生足でプレーするか、“空気イス”でカートに座らないよう、独自の工夫をしているそうだ。
同じくストッキングを愛用していたのが安田彩乃。理由は「日焼けと寒さ対策」だ。ズボン一枚では寒い、でもタイツは暑い…そんな時にちょうどいいのがストッキングだという。UV加工されたタイプをコンビニで購入し、破けたら即チェンジor諦めるスタイル。「夏は汗もあって履きにくくて、トイレで“ビリビリ~”と破けた時の絶望感たるや。それもあって、真夏だけは履きません!」。日焼け対策に履きたくても、やはり猛暑には敵わないようだ。
続いて“あえて履かない”派の本音
一方、“履かない派”も多くいた。その理由を聞くと、どれも納得できるリアルな声が並んだ。
【破れるのがイヤだから…】
「前夜祭のドレスアップの時は毎回履いていますが、ゴルフの時は伝線が気になるので履きません」(金澤志奈)
「ストッキングはいつも破いちゃうので、日焼け止め一択です」(青木香奈子)
【基本は長ズボン!】
「スカートを履いていた時は日焼け対策でストッキングを履いていたけれど、最近はズボン一択」(辻梨恵)
「自分のイメージにスカートが合わない気がして、基本は長ズボンスタイルです」(柏原明日架)
【違和感が気になるから履けない…】
「足裏が滑っちゃうので履かないです。寒い時期はくるぶしまでのタイツを履いています」(河本結)
「履いたことはありますが、指が詰まる感じがして…。あの違和感が苦手です」(安田祐香)
「足裏が滑るのが嫌で履いていないです。最近は薄手の長ズボンがお気に入りです」(小滝水音)
【履くっちゃ履くけど…】
「日焼け止めを塗るのが面倒で、去年は夏でも黒のタイツ。今年は暑すぎて、生足でもいいかなって」(小林光希)
「寒い日には防寒対策で履きます。暑い日はさすがに無理…。そもそも、ストッキングに日焼け止め効果があるなんて知りませんでした」(吉田鈴)
これまでの取材を通じて、女子プロたちは快適さを大切にしていて、状況に応じて“履くor履かない”を柔軟に選んでいることが分かった。最近はかかと・つま先のないトレンカタイプのスポーツストッキングも登場しており、これからのシーズンに活躍してくれそうだ。日焼けが気になる人は、日焼け止めだけでなく、“見えないUV対策”としてストッキングも選択肢に加えてみては?(編集部・仮屋美遊)