シャフトの実験隊 第2話『最新カスタムシャフトの進化』
試打したカスタムシャフトを総ざらい!実験を終えての座談会
【GDO】今回は60、70グラム台のカスタムシャフトをすべて試打していただきました。まずは、シャフトメーカーの最新モデルについて。打ってみていかがでした?
【中谷】似ているものが多いように感じました。グラファイトデザインのEVシリーズとフジクラのモトーレスピーダーとか。手元が硬めで、先が弾く感じで。
【田島】そうですよね。私はスイングタイプ的に手元の硬いシャフトが苦手なので、その点では少しツラかったです。振りやすかったものを挙げるとすれば、モトーレスピーダーでしょうか。これは手元側も少しマイルドでした。
【中谷】スピーダーは比較的動きやすいシャフトでしたね。それと比べるとEVシリーズは剛性感が高くて、飛距離より安定性重視という感じ。
【田島】そう。EVシリーズは叩いていける感じがしました。挙動に変なクセがないので、手元が硬くてもタイミングは取りやすい点は好印象です。それと比べて、最新ではないですが、どうにも歯が立たなかったのがフジクラのZシリーズ。「7Z08」なんて絶望的に硬く(笑)。
【中谷】Zシリーズは、僕もツラかったですよ(笑)。
【田島】今回はI-MIX用のヘッドとシャフトで打ちましたけど、ドライバーの最新モデルで選べるカスタムシャフトの種類は、やはりシャフトメーカーの最新モデルだけという場合が多いんですよね。なので、僕みたいな手元が硬いシャフトが苦手なタイプは、リシャフトするか、I-MIXヘッドを使って自分に合ったI-MIX用シャフトを別途入手するしかない。これもまたツライ。
【中谷】ランバックスのXシリーズやディアマナの白(Dシリーズ)とか、定番的な人気シャフトはカスタムのラインナップに入れてほしいですよね。
【田島】そうなんです。今回打ったなかでいちばん良かったのは、私の場合は以前から発売されている「クワトロテックMD」でしたから。
【中谷】僕も同じ傾向ですよ。「アリスレイ」がいちばん感触良かったです。
【田島】今回いろんなシャフトを打ってみて、必ずしも最新シャフトが最良ではないことが分かりました。
【中谷】そのとおり! 自分に合っているかどうかのほうが大事なんですよね。
【GDO】なるほど。最新のシャフトについてよく分かりました。今回はどうもありがとうございました。
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