「押すインパクトを実現するシャフトの新種」三菱レイヨン FUBUKI V
操作性 | つかまり | 弾き感 | 粘り感 | 弾道高さ | |
ミーやん | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 |
ツルさん | 3 | 5 | 4 | 3 | 4 |
発売日:2017年2月3日、価格:税抜4万円(税込4万3200円)
【ミーやん】FUBUKI(フブキ)の新シリーズの名称は「V」になりました。速度や速力を意味する「velocity」の頭文字から取ったもので、飛距離に特化したシャフトだそうです。カラーリングは、これまでのフブキと同様にホワイト基調ですが、手元部分がマット仕上げ、先端部分がグロス仕上げの凝った塗装になっています。
【ツルさん】ベロシティって、音の響きがいい英単語ですよね。映画好きの僕は『ターミナル・ベロシティ』という、チャーリー・シーン主演のアクション映画を思い出します(笑)。それはいいとして、僕は腰痛がマックスな状態なので、今日は軽めのスイングで試打しますね。インプレッションはできますが、弾道計測の数値は参考程度にお願いします。では、さっそく打ってみましょう。
【ミーやん】インパクト前にヘッドがスッと戻ってきて、ボールをもうひと押ししてくれますね。タイミングが合うと、キレイに球がつかまって高弾道のドローが打てますね。
【ツルさん】ワッグルしたときから、従来のシャフトにはなかった挙動が感じられます。ヘッドでもなく手元でもなく、シャフトの先中に重さを感じますね。実際にボールを打ってみても、これまでになかったフィーリングです。スイング中もシャフトの先中に重さを感じますし、少しオーバーに言ってしまえば、シャフトの先中部分に蝶つがいが付いているみたいです。先中からシャフトが大きくしなり戻って、インパクトでヘッドを「ズドーン」と押してくれます。
【ミーやん】この『フブキ V』は、シャフトの剛性分布だけではなく、重量配分まで設計したシャフトだそうです。具体的には、先端よりも少し上の部分を重くして、さらにその上の部分を硬く仕上げてあるとか。
【ツルさん】未来を感じるシャフトですよね。従来4つに分類されているシャフトのジャンル、先調子、中調子、手元調子、ダブルキックには分類できない新種です。今までになかったフィーリングなので、振りやすいかと問われると正直言って僕は「NO」ですが、ハマる人が使うと劇的に結果がよくなると思います。高さを出しやすいし、つかまえやすい。芯を外してヒットしたときに堪えてくれそうな強さもありますよ。
【ミーやん】ヘッドがボールに当たり負けしなさそうで、頼りがいがありますよね。選択肢のひとつとして、非常に存在感があるシャフトです。けれど、慣れていないせいか、ボクの場合は少し球筋がバラけたように思います。
【ツルさん】フィーリングというのは使っていれば慣れるものなので、いい結果が得られるのなら、使い続けてみるべきですね。インパクト時に球を押せる独特のフィーリングは、なかなか忘れられません。暖かくなったら、僕もしばらく使ってみたいです。
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ミーやん プロフィール
最新モデルには目がないミーハーGDO編集部員。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。ヘッドスピード43m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。ナチュラルなスティンガーショットが得意!?
ツルさん プロフィール
とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。GDOの『HOT LIST JAPAN』では試打テスター兼ライターを務める。ゴルフにまつわるモノなら何でも興味津々。ヘッドスピード48m/s、持ち玉は中・高弾道のフェード。
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