「低スピン感が増した優秀ヘッド」ナイキ ヴェイパー フライ ドライバー
打感 | 構えやすさ | 操作性 | やさしさ | 弾道高さ | |
ミーやん | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
ツルさん | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 |
シャフト:Vaporグラファイト(S)
【ミーやん】ナイキの新しいヴェイパーシリーズには、ヘッドモデルが3タイプ用意されています。今回試打するのは、丸型形状の『ヴェイパー フライ ドライバー』。ネック調整でロフト角を8.5~12.5度まで変えられる「フレックスロフト」を搭載するなど、基本的な機構は変わっていません。大きく変わったのは、ヘッドのカラーリングですね。
【ツルさん】この「フォトブルー」という鮮やかな青色は、2016年度のナイキのテーマカラーらしいですよ。色はいいとして、ヘッド形状がとてもいいですよね。クセのない丸型ヘッドで本当に構えやすいです。さっそく試打してみましょう!
【ミーやん】振りやすくて、打ちやすいドライバーだな、というのが第一印象です。スイング中にヘッドが安定して動いてくれて、ボールをまっすぐ飛ばしやすい。スイートエリアも広く感じますね。打感もおとなしめで、好印象ですよ。
【ツルさん】ゴルファーを選ばない打ちやすさは、良い意味で前モデルの『ヴェイパー スピード ドライバー』から変わっていませんよね。球がつかまり過ぎるわけでもなく、つかまらないわけでもない。本当に扱いやすいドライバーです。変わったのは、弾道の高さかな。
【ミーやん】ボクが10.5度で打つと、球の高さが足りていませんよね。ネックでロフトを調整して、もっとロフトを増やしたほうが適正弾道になりそう。
【ツルさん】前モデルよりもクラウンが軽量化されて、ヘッドが低重心化しているみたいです。スピン量が減って飛ばしやすくなっているぶん、もう少しロフトを増やしたほうが飛ばせそうですよね。
【ミーやん】この純正シャフトは、しなりを感じやすくて振りやすいですね。ボクのヘッドスピード(43m/s)でラクに振っていくぶんには、これで十分かな。
【ツルさん】う~ん、ミーやんが使うにしても少し頼りないですかねぇ……。僕が振るとSフレックスでは完全にアンダースペック。コントロールしづらくて距離も出しづらい。カスタムシャフトを選択することになりますね。この純正シャフトは振りづらくはないけれど、フィーリング的には何となく残念な感じがします。
【ミーやん】ツルさんみたいにヘッドスピードが速いゴルファーなら、ヘッドもロリー・マキロイが使っている『ヴェイパー フライ プロ ドライバー』のほうがいいのでは?
【ツルさん】ヘッドスピードやスキルよりも、ゴルファーの好みによると思います。この『ヴェイパー フライ ドライバー』のほうがヘッド性能はニュートラルなので、使えるゴルファーのレンジは広いでしょうね。カラーリングで毛嫌いする人もいると思いますが、2016年度のドライバーのなかで、個人的にはヘッド性能ではトップ5に入りますね。シャフトを選べば、初心者から上級者にまでフィットするし、本当に良いドライバーになりますよ。僕も、使ってみようかと思ってますもん。
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ミーやん プロフィール
最新モデルには目がないミーハーGDO編集部員。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。ヘッドスピード43m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。ナチュラルなスティンガーショットが得意!?
ツルさん プロフィール
とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。GDOの『HOT LIST JAPAN』では試打テスター兼ライターを務める。ゴルフにまつわるモノなら何でも興味津々。ヘッドスピード48m/s、持ち玉は中・高弾道のフェード。
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