「新世代のアイアン用カーボンシャフト」三菱レイヨン OT IRON
操作性 | つかまり | 弾き感 | 粘り感 | 弾道高さ | |
ミーやん | 5 | 4 | 3 | 5 | 5 |
ツルさん | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 |
【ミーやん】アイアン用のカーボンシャフトは、最近、ギア好きのゴルファーの間で話題になっていますよね。藤倉ゴム工業の『MCI』、エアロテックの『スチールファイバー』など、アスリートゴルファーがしっかり振れるモデルに注目が集まっています。この三菱レイヨンの『OT IRON』は、85グラムと95グラムのラインナップ。これまでとは異なる製造方法を採用しているのが特徴です。
【ツルさん】通常のカーボンシャフトは、複数のカーボンシートを円筒状に丸めるシートラップ製法で作られています。でもこのシャフトは、カーボン繊維の束に樹脂を染み込ませた「トウプリプレグ」という素材を組み紐状にしたプレーディング製法が用いられています。開発には、なんと4年以上も費やしたそうです。その性能を確かめるためにも、さっそく試打してみましょう。
【ミーやん】グニャグニャしていないし、スチールっぽい感じ。フレックスSだとしっかり感がありますが、ちゃんとしなりも感じられます。今までになかった感触です。
【ツルさん】クセのない中調子で、とてもスムーズに気持ちよく振りきれるシャフトです。打ち出しから球が高くて、スピンも少し多めに入るみたい。近年はボールが低スピン化しているので、こうやってシャフトで球を上げてくれるのはいいですよね。個人的に、めっちゃ、気に入った!
【ミーやん】普段から弾道が低いボクにとっても、ありがたいシャフトです!
【ツルさん】球が高くなるといっても、吹けてしまうような嫌な上がり方じゃない。意図して抑えた球も打てるし、コントロール性が高いんですよ。あと、打感がいい! 芯を外した当たりでも、嫌な衝撃が手に伝わりません。スチールシャフトが装着されたクラブと打ち比べると、その打感の違いにビックリします。
【ミーやん】ボクのヘッドスピード(43m/s)だと、SRのほうが気持ちよく振れるかも。フレックスSだと少しハードかな。
【ツルさん】しなりを感じて振りたいなら、SRのほうがいいでしょうね~。でも、これまでの重量級カーボンのような“ガチガチ感”がないので、振りやすく感じるゴルファーも多いはずです。同じ三菱レイヨンのアイアン用カーボンシャフトでも『ディアマナ Thump IRON』は、“ガチガチ”に感じましたけど、この『OT IRON』はとてもしなやか。本当にいいシャフトです!
【ミーやん】さらにインパクトの衝撃を吸収してくれるので、肘に故障を抱えるゴルファーにもオススメですね~。
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ミーやん プロフィール
最新モデルには目がないミーハーGDO編集部員。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。ヘッドスピード43m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。ナチュラルなスティンガーショットが得意!?
ツルさん プロフィール
とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。GDOの『HOT LIST JAPAN』では試打テスター兼ライターを務める。ゴルフにまつわるモノなら何でも興味津々。ヘッドスピード48m/s、持ち玉は中・高弾道のフェード。
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